あなたの寄付で遊びを起点に、地域の学びと居場所をひらきます
「子どもたちの『生きづらさ』を解消し自己肯定感を育むためには、様々な価値観や身近な地域資源に触れることができる体験が重要ではないか」そのような想いから、「まち全体が遊び場学び場」をコンセプトにした多拠点型プロジェクト「まちのスコーレ」を設立し、多様な人が協働する自律共創的な場づくりを様々な地域で行っています。 24年3月11日に非営利型一般社団法人と登記。10人で立ち上げたメンバーは現在34名まで拡充し、平均年齢も29歳と若年齢層も参加しているのが特徴の団体です。
「君もワタシもいい感じ」 一人ひとりの“いい感じ”が広がる社会へ
現在、私たちが主活動しているのは、茅ケ崎市・藤沢市です。茅ケ崎市内小・中学校おいても、不登校児童生徒の年々増加(令和3年計433名、令和4年計603名、令和5年計634名)していますが、日本全体でも35万人を超える不登校数まで増加し、いじめや暴力行為の件数の増加、OECD諸国と比較しても10代の自己肯定感・自己有用感の低さが指摘されるなど、社会との繋がりや自分の存在意義を実感しにくい状況にあります。子どもたちを支えるはずの地域では、関係性の希薄化が進み、子どもや家庭が孤立しやすい環境が生まれ、「地域が子どもを育てる」という文化も弱まりつつあります。
◆ピックアップして考えたい、社会課題の背景
・地域とのつながりが希薄化することで、こどもたちは多様な人と出会い、多様な価値観に触れ、自分の可能性や存在意義を探究する機会の喪失
・家族や友達には話しにくい“モヤモヤ”を安心して打ち明けられる「ナナメの関係」も築きにくく、孤立感や生きづらさが深まる傾向に
・子どもたちが自然や社会の課題に対して「当事者意識」を持つことが難しくなっている(自然とのつながりも希薄に)
・多様な家庭環境に伴う、時代とともに変容する家族観。子育ての外注化(家庭外への依存)の増幅
私たちは、こどもを中心に、多世代が交わりながら多様な経験を重ねていける場の選択肢を増やし、自己実現するキッカケの創出を拡充していくことが課題の解決の一歩と考えています。学びや教育と実社会・実生活との接点が、より深く求められていると捉え、「まちのスコーレ」では、遊び・対話・探究を通じて、子ども・若者自身が興味や課題を見つけ、仲間と学び合う環境をつくっています。
代表の矢野雅大と申します。
こどもの幸せを願うなら、大人(保護者や先生など周りの大人も)が幸せでご機嫌であることが大事だと思っています。こどもだけでなく自分を含めた大人も含めて「私たち」という言葉を使っています。下記メッセージを取り組む理由として記載させて頂きます。
私たちの『生きづらさ』がうまれる源流は何だろう。
こどもたちの居場所の選択肢は少なく、地域の関係性の希薄さが進む時代。
多様な他者と多様な経験をすることができず、好きなこと、やりたいことを
見つける機会を失っていく。自分らしくいられないところで生きていく、つらさ。
「どう生きるのか」「世界はもっと広いかもしれない」
自分探究できるきっかけをこどもたちや自分たちに届けたいと
まちのスコーレは、スタートしました。