あなたの寄付で不登校・生きづらさを抱える子ども・学生の居場所運営費や 学習支援・食事支援・地域活動の費用として大切に活用させていただきます。
NPO法人子ども地域ネットワーク所沢は、学校や家庭で居場所を見つけにくい子どもや学生が安心して過ごせる「所沢SecretBase」を運営しています。午前は登校が難しい子どもたちの居場所、午後は学校に通う学生の放課後の居場所として、多様な背景の若者がつながり、支え合う環境をつくっています。地域活動や海外交流を通して、社会と出会い、生きる力を育む場を目指しています。
ひとつの居場所だけでなく、いくつもの安心できる場所があること。 それが、生きづらさを抱え込まない社会につながると信じています。 子ども・学生・保護者が安心して支援につながれる地域を目指します。
家庭・学校・地域という三つの場のどこにも安心できる場所がないまま、
孤立していく子どもや学生が増えています。
学校へ行けない、教室に入れない、進路や将来に希望を持てない——
そんな声が日々寄せられています。
教育・福祉・医療などの制度の間にある“隙間”にこそ、
支援が必要な子どもや家庭がいます。
一方で、複数の機関を渡り歩くことに疲れてしまい、
「どこに相談すればいいのか分からない」という現実もあります。
当法人は、こうしたつなぎ目を埋める「相談と伴走の場」を担っています。
地域には、学び直しや社会参加を支援する仕組みがまだ十分に整っていません。
私たちは大学生や若者がボランティアとして関わり、
“支援される側”から“支える側”へと成長できる場づくりを行っています。
この循環こそが、地域における自立と共生の基盤になると考えています。
不登校・発達特性・生活困難などの背景を持つ家庭では、
保護者がひとりで悩みを抱え込み、支援制度を活用できないことがあります。
当法人は、保護者が安心して相談できる場を設け、
必要な情報を共有しながら“共に考える支援”を行っています。
子どもや若者を支える力が家庭や学校だけに偏っており、
地域が支援に関わる仕組みが弱まっています。
私たちは、学生・地域住民・企業・行政が協働し、
「子どもにやさしいまち」を育てるネットワークづくりに取り組んでいます。
近年、非行・自殺・不登校など、さまざまな背景を抱える学生が増えています。
社会的な要因が学生の心や生活に大きく影響しているにもかかわらず、
そのような子どもたちに社会の目が届きにくい現実があります。
プライバシーや制度の壁により、問題を「見えないもの」にしてしまう社会のあり方にも危機感を抱いています。
学校に行けなくなったことや、命を落としたことさえ、
周囲が深く気に留めないまま過ぎていく——。
そんな状況の中で、学生たちがどのように自分を認め、社会とつながっていけるのか。
私たちはこの問いに真正面から向き合いたいと考えています。
真面目で素直な学生が多く、疑うことを知らずに我慢し続けてしまう。
苦しみながらも、どう向き合えばいいのか分からずにいる子がたくさんいます。
だからこそ、学校や家庭だけでなく、地域の中にも「教え、支え合える関係」が必要です。
地域だからこそ伝えられる、人との関わり方や社会的なルール、助け合いのあり方があります。
学生が早い段階で、自分の身の回りの出来事に向き合い、
ため込まずに言葉にできるようになること。
そして、自分も相手も大切にできる力を身につけること。
それが、不登校や自殺、犯罪などのリスクを減らし、
安心して生きていける社会の基礎になると考えています。
私たちだけでは解決できないからこそ、地域全体で子どもと学生を支え、
共に学び合いながら取り組んでいける仕組みを広げていきたいと考えています。