あなたの寄付で知らないまま後悔しないで
若者にHPVワクチンについて広く発信する会Vcan
50年以内に日本から子宮頸がんをなくすことを目指します。 選択を強要せず、分断を煽らない社会を。
「子宮頸がん」は予防できるがんなのに、その方法を知らないまま大人になる若い世代が、日本ではたくさんいます。
HPVワクチンは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなどを防ぐ効果と安全性が医学的に証明されています。ですが2013年、メディアの副反応疑いの報道をきっかけに国の積極的な接種のおすすめが止まり、接種率は70%台から1%未満へ急落。接種のチャンスを逃した当時12歳〜16歳だった世代が、そのまま接種の機会を逃してしまいました。
2022年には再び接種のおすすめが再開されました。
でも接種率はまだ50%前後と低いまま。WHOが目標とする「90%」には程遠い数字です。
医学的に正確な情報が届かないままでは、「知っていれば防げたかもしれない」子宮頸がんに苦しむ方が増えてしまう。私たちはその現状に強い危機感を抱いています。
「知らなかった」ただそれだけの理由で、がんに罹ったり、将来の夢やライフプランを奪われるかもしれない。それを想像するとやるせ無い思いです。
私たちは医学生。医学的な根拠を理解しながら、一般の人の感覚も持つちょうど中間の立場だからこそ、医学的に正しい情報をわかりやすく、同世代の若者に届けられると考えています。
一方向型の退屈な授業ではなく、生徒さんと対話を重ねながら、双方向型の授業を提供しています。年の近い大学生だからこそ、本音で話せると好評です。
また、インプットだけではなく、アウトプットにも重きをおいています。例えば、実際に生徒さんに啓発ポスターを作ってもらったり、親御さんとHPVワクチンについて話すロールプレイをしてもらったりしています。じぶんごととして捉えてもらいやすくする狙いがあります。
これまでに、4年半で、全国40回以上の出張授業を実施し、約5,000人の中高生・大学生・専門学校生へ、HPVワクチンや子宮頸がん予防について直接お話しする機会を得ました。
高校1年生女子の接種率が1%から50%近くにまで上がりましたが、「知らないまま後悔しないで」という想いを胸に、次のステップへ進もうとしています。